こんにちは。
Azure App Service では、様々な機能の背後にあるエンジンとして Kudu が動いています。 Kudu サイトにアクセスすることで、 Kudu コンソールでコマンドを実行したり IIS のプロセスを確認したり、ドラッグアンドドロップで ZIP デプロイができたりします。便利ですね。
しかし Kudu サイトにアクセスするには認証が必要で、使用するアカウントに対して該当の App Service への以下のいずれかのロールが付与されていなければなりません。
Azure Active Directory 認証を使用してブラウザーで Kudu にアクセスするには、組み込みまたはカスタムのロールのメンバーである必要があります。
- 組み込みロールを使用する場合は、Web サイトの共同作成者、共同作成者、または所有者のメンバーである必要があります。
- カスタム ロールを使用する場合は、次のリソース プロバイダーの操作が必要です: Microsoft.Web/sites/publish/Action。
権限が付与されていないと Kudu サイトにアクセスできません。
今日はそんな方のために Basic 認証を利用して Kudu サイトにアクセスする方法を紹介します。
Basic 認証を利用して Kudu にアクセスする
Azure Portal で App Service を開き、 [発行プロファイルの取得] を選択してプロファイルをローカルにダウンロードします。
以下の URL にアクセスします。
https://<App Service 名>.scm.azurewebsites.net/basicauth
1 でダウンロードしたプロファイルをメモ帳等で開き、 userName をユーザー名に、 userPWD をパスワードの欄に入力します。
ログインが完了すると Kudu サイトが表示されます。
終わりに
今日は Basic 認証を利用して Kudu にアクセスする方法をご紹介しました。権限が不足しているユーザーが Kudu にアクセスしたい場合、活用いただけるかと思います。